それでも

あれから1年がたった

この世の中は何が変わった?

一つ言えるのは年が重なった

その紙にも満たない薄さに僕は

嫌気がさしてペンを突き刺した

その場に残った黒のインクが

なかなか取れずに後悔をした

心に空いた深く黒い穴

 


思っていたより綺麗に咲いた

昔育てた一輪の花

そいつに付けた名前は未だ

忘れらないあの子の名前だ

枯れないように水をやって

彼、居ないように願いをやった

 


明日もきっと綺麗な君も

憂いているんだこんな日々を

吸って吐いた息とフレーズを

グッてこらえて泣いたdaysを

 


そんなどうしようもない日々に

一筋の光が差して困ったことも上手くやれるよ

僕らずっと大人になった

悲しみも超えて嬉しさを知った

言葉に出して音をなぞった

それでもきっと

たぶんぼくは