2021-01-01から1年間の記事一覧

ヨルシカ

この場所が僕の最後だ 夜しか生きられない、この歌の最後だ 君だけだ、君こそが僕を形作っていた もうこれは僕には必要ない 誰かがきっと届けてくれるだろう 君はどうしたいんだい、エルマ 彼が必要ないと書いたこの曲も詩も 私には必要なものだと彼はわかっ…

春夏秋冬

アラームの共鳴、句点書いて捨てた 春、踊り場がよく見える、朝 風が縫った隙間、こべりついた言葉は 夏、霞がかっていたまま 夕凪、息も止まるほど 鼓動が歌っていた 「さよなら」 聞こえないもんだな 最後の言葉は 言ってしまえば このまま二人、夜に還る…

風夏

風吹いた夜は 筆で書き溜めた言葉 折り曲げて飛ばして 窓際、着陸オーライ 風景を描いた その紙は徐々に流れて 泣いたって変わんない 言ったって、どうせわかんない 夏が来る5分前 懐かしいラジオネームと AMの時計台 アラームは既に鳴ってた この、風が止ま…

太陽少女

ねぇ、SunGirl その目にはきっと何もかもが見えていて ねぇ、ずっと 気になってたんだけどその目で夜は見えるかな もう、Sunday いつのまにか日は流れ 僕ら世界を追い越していたなんて つまらない冗談笑うのは君くらいさ スタートは一斉に だけど出遅れた人…

世界の中心(僕らごとver)

夏の暑さのせいだ、 君はそう言って風を吹かす 今までのことなんて 悲しいくらいに覚えてないから、 ヨレたTシャツの首元に 顔を埋めている 何にもない日曜日 朝が来て夜になる 7/13、君を想う 世界の中心はいつも君さ これからいくつの先を望む いつものあ…

令和三年-令和三年、雨天決行ver-

家籠もりを終え 誰か呼ぶ声 情熱からおよそ遠い情熱 明日こそ晴れ 風にまかせて 旅立ちの日には旅立てるよう 僕の鼻歌 今日ばかりは この町のBGMみたい それでも未だにマスク越し とげられぬ夢 やむを得ぬ故 恨めしく睨んだ 令和二年 幕引きの映画 新譜のツ…

曇天-令和三年、雨天決行ver-

とにもかくにも僕らの日常は奪われた 描いた未来ひび割れた その破片がこれだ 八つ当たりの罵倒やいらつき、自己嫌悪の里親 疑心暗鬼にとって心の陰こそがまほろば 天気予報ばかり気にして うつむき加減スマホで 今日も今日とて薄雲に太陽は朧げ 検証不足、…

春鳴

まばたきをする間も無いような その可憐な春鳴、散り際に 握ったままのカメラが今 優しさを持って君を否定する 古道を拾うその後ろには コインランドリーとその2人が 有った感覚、だけがあった 春髪少女、君を忘れない 確かにあった 覗いたファインダー越し…

まだ切らないシャッターは

木造アパートの1階 日差しだけが差し込む部屋 瞬きをする間もないような そんな日々も 小さな優しさも 上手く息を出来ない時も それでもいつまでも2人で居たいと思う日々と まだ会えないと嘆く日々を 繰り返して進む、忘れてく昨日 と今日の合間のこの鎖を…

それでも

あれから1年がたった この世の中は何が変わった? 一つ言えるのは年が重なった その紙にも満たない薄さに僕は 嫌気がさしてペンを突き刺した その場に残った黒のインクが なかなか取れずに後悔をした 心に空いた深く黒い穴 思っていたより綺麗に咲いた 昔育…

イト

例えば、僕らが出会ったことは 神様の意図かも知れないから 例えば、離れることも なにか意味があるのかもね だけど心が言うには、君と僕を繋ぐ糸 切りたくは無いんだと、繋ぎ止める あれから時間だけが流れた 僕ら少年少女だった頃 未来は明るいと歌う君は…

Re: 拝啓、

拝啓、子供の僕へ 今いる人を大切にしてくれ 親とかだけじゃなくて 嫌いになった子も大切にしてくれ もちろん好きなあの子はもっと 愛して幸せにしてくれ はいけい、大人の僕へ 勇かんな大人になっているのか? やさしいだけじゃダメなんだって 今日、洋子先…

プロローグ

「君が帰るまで僕はここにいよう」 それがあの子が旅立つ合図だった 僕らが永遠に重ならない存在なのはこの世界の誰でも知っていた。 善と悪、コインの表と裏のように 日中に存在する君と、夜に存在する僕は重ならない 重なれないのだ 僕は詩を書くことが好…

カイトウ

子供の頃テレビで見た 夜を駆ける姿に憧れた 誰にも見つからぬように 颯爽と悪を盗んでいた 気づいたら僕も同じように 誰かから何かを奪っていた 世の中の真理に気づいたんだ そう言って僕は姿をくらました 端から端まで全てを盗った 誰かの正義も誰かには悪…

カイトウ(ポエトリー)

、嗚呼、その美しい白銀の姿に昔から僕は目を盗られていた悪という立場を正義に変える不可能を可能にするそういう貴方に憧れていた、、そうか、もうこんな時間か昨夜の酒が残る昔の夢にうつつを抜かしていたうつつって漢字だと現と書くのに昔に現ってなんか…

you and me

なんだか最近、生きづらいね 誰もが抱えてるはずの葛藤や悩み自己愛だって 正しさの物差しで測るものじゃないなぁなんて 事の顛末は流動的な気持ちに左右されて行くものだし みんな本質は一緒、自分の意見が正しいと信じたいし反応が欲しい そういう醜さこそ…

20

大人になっていくたび色んな事分からなくなって 大人になれてるかな、なんて考えるのは今日で最後 おかえりただいまの何気ない日々も すれ違いざま、香る懐かしい匂いも 2人で座った花壇の上、青いベンチ 全部、音に乗せて いつか、偶然聞こえたその歌がきっ…