春眠、暁を覚える

春、寝ぼけた顔して

見上げた空が雨になって

きっとここじゃないって思った


思い出しても笑って

嫌いな顔で見つめるその姿を

自分らしくって言われて

そんなもんはどこにもねぇ


浮かぶ、汗流して

走る君が晴れを呼んで

きっとお別れだ、僕ら


叫ぶ心は連ねて

鼓動をきっとわずかに掻き乱して

風に紛れて飛ばして

頬撫でる雨は止んで


春眠りにつくとき君の声聞きたくなって

暁迎えて気づいた


覚えていなくてごめんね

忘れてもここにいるよなんてさ

俺らしくないね笑って

ここにあったこの全てが


愛しい