夏夜

左の靴紐ばっか解けてしまうように

偏った時間を繰り返していく

わかったんだお互いに綺麗事なんだって

悪いのはいつだって俺さ

ねぇ、そうだろ?

 


きっとここにあったその日は

もうずっとずっと前から

君が背にした僕は光を纏って

次の駅の改札涙も流れず止まった

戻らないそう決めた夏夜

 


これからの右も左もわからないでいて

くだらない事を繰り返していく

わからないよ、今もずっと

何が正しいかなんてさ

悪いのは誰かじゃない、自分だ

ねぇ、そうだろ?

 


きっとこのまま進んでも

たぶんずっと道は変わらない

電波塔巡って夜を駆け回って彷徨った

ぐちゃぐちゃになった感情

叫んでは何度も何度も

戻れたらなんてそう思って

 


きっと思い出せるこの日は

もうずっとずっと悔やみ続ける

でもそれが全てさ夢は夢のままで終わって

いつもと同じ改札変わらない三年が終わって

少し先へと急ぐ夏夜