咲花

夏の始まり

笑ったせいか

目の前がぼんやり

二人の終わり

あの日のせいか

わかっていたけど止められない

 


少しの暗がり

人目を嫌った

僕らは時間を待った

花火が上がり

君が段差に登って

こぼしたジュースも綺麗に咲いた

 


いつだって思い出すのは自分だけ

でもさ、ねぇ大して悲しくないし

気付けば2人元どおり

ほら、体を合わせて2人で踊っている

 


愛の終わり

そんなのは無いさ

終わる愛なんて始まらない

僕らの始まり

ならば気の所為か

嘘つきな僕らは綺麗に散った

 


いつだって思い返して空回り

ほらね、じゃあ君が立ち去る前に

この花が咲いたその時は

また、足並み揃えて二人で歩いていこう

 


いつだっけ?そんなこともあったっけ

でもまぁもうたいして覚えてないし

咲いては散って繰り返す

ほら、夏の夜に咲く綺麗な花のよう